2024年04月03日
商船三井(以下、「当社」)グループは、本年1月に策定したサステナブルファイナンス・フレームワーク(以下、「本フレームワーク」)に基づき、トランジション・リンク・ローン(以下、「TLL」)による融資契約(以下、「本ローン」)を三井住友信託銀行株式会社(取締役社長:大山 一也、本店:東京都千代田区)と締結しました。本ローンは、本フレームワークを活用した6件目の資金調達となります。当社グループは、本ローンによって調達した資金を、LNG二元燃料 VLCC船 1隻(以下、「本船」)の建造資金の一部として活用する方針です。
【本ローンの概要】
借入銀行 | 三井住友信託銀行株式会社(シンガポール支店) |
契約形態 | TLL |
契約締結日 | 2024年3月28日 |
※TLLは、当社が予め設定した(または今後設定する)GHG削減目標の達成状況によりローン特性(金利等)の変動を考慮するファイナンス方式。
詳細につきましてはリンク先をご参照ください。
【本船の概要】
全長 / 全幅 | 約339.5メートル / 約60メートル |
載貨重量 | 約309,000トン |
建造者 / 造船所 | 川崎重工業株式会社 / 大連中遠海運川崎船舶工程有限公司(中国) |
当社グループは、昨年策定したグループ経営計画「BLUE ACTION 2035」において、環境戦略を主要戦略の一つと位置付け、『海洋・地球環境の保全』をサステナビリティ課題(マテリアリティ)の一つに掲げています。「2050年ネットゼロ・エミッション」の達成を目指し、ステークホルダーとの共創を通して環境課題の解決に取り組みます。資金調達においても、本フレームワークを活用した、サステナブルファイナンスを機動的かつ継続的に実施してまいります。
本フレームワークの適格性と透明性の確保および投資家への訴求力向上のため、DNVより2023年12月22日付で本フレームワークの適格性についてセカンド・パーティ・オピニオンを取得済みです。
商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、グループビジョンの実現を通じて社会と共に持続的な発展を目指すための重要課題として「サステナビリティ課題 (マテリアリティ)」を特定しています。本件は、5つのサステナビリティ課題の中でも特に「Environment -海洋・地球環境の保全-」にあたる取り組みです。