2025年07月22日
株式会社商船三井(社長:橋本 剛、本社:東京都港区、以下「当社」)は、当社グループの船舶管理機能の集約と安全管理強化を目的に、2025年7月22日付で当社100%出資のLNG船舶管理会社(註1)の名称を MOL Global Ship Management Pte. Ltd.(読み:エムオーエル グローバル シップ マネージメント、以下「MOLGSM」)に変更いたしました。今後MOLGSMは、LNG船に加え、当社グループが長年にわたり培ってきた乾貨船およびタンカーを含めた計200隻以上の船舶管理を担う予定です。
【MOL Global Ship Management 概要】2025年7月22日時点
新会社名 | MOL Global Ship Management Pte. Ltd. |
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本社所在地 | 5 Shenton Way #14-06 UIC Building Singapore 068808 |
会社電話番号 | +65-6420-4495 |
代表者 | 下川 主税 |
株主 | 当社100% |
事業内容 | 船舶管理業 |
従業員数 | 70名 |
管理隻数 | 42隻 |
ロゴ | ![]() |
これまで船種別に分かれていたインハウス船舶管理会社を統合する事でグループ全体の最適化と競争力向上を図り、船種の垣根を越えたベストプラクティスの共有や環境対応船管理をはじめとする新技術分野への対応力強化に取り組みます。同時に、ITシステムの共通化等を通じた業務標準化や業務品質の向上、成長領域への柔軟な人材配置と多様なキャリアパスの提示による従業員のエンゲージメントの向上を推進し、環境対応船管理などグループ共通の課題に一丸となって対応していきます。
今回の統合により、当社が2024年1月に策定・発表した「商船三井グループ 安全ビジョン」(以下「安全ビジョン」)(註2)で掲げた “Leading in Safety”の実現に向けた取り組みを一層加速させます。
(註1) MOL LNG Ship Management Pte. Ltd.
(註2) 本取り組みは、安全ビジョンにおける「安全基盤:あるべき組織体制・業務プロセスの追求」の施策の一つとして実行するものです。当社は、サステナビリティ課題(マテリアリティ)の一つに「Safety & Value(安全輸送・社会インフラ事業を通じた付加価値の提供)」を掲げており、グループ経営計画「BLUE ACTION 2035」でも最重点項目の1つとして「安全」を据えています。2024年1月には、「Safety & Value」を支える位置づけとして、当社グループの安全に関する考え方・枠組みを示す安全ビジョンを策定しました。安全ビジョンは、「安全目標」と「我々のあるべき姿」から構成される屋根部分と、「安全施策」・「安全基盤」からなる柱・基礎部分(総称してSafety Action 1.0=アクションプラン)で構成されます。アクションプランを実行することで、「安全目標」・「あるべき姿」を達成していきます。
商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、グループビジョンの実現を通じて社会と共に持続的な発展を目指すための重要課題として「サステナビリティ課題(マテリアリティ)」を特定しています。