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邦船社初、フィリピン商船大学「MOL Magsaysay Maritime Academy」の海事学生2名が「最も優れた海事学生10名」に選出
~男女1名ずつ受賞・本学の人財育成力を示す快挙~

2025年10月15日

株式会社商船三井(社長:橋本 剛、本社:東京都港区、以下「当社」)がフィリピンで運営している商船大学「MOL Magsaysay Maritime Academy Inc.」(以下「MMMA」、註1)の学生2名(航海科の女性1名・機関科の男性1名)は、9月28日マニラ首都圏のケソン市で行われたTen Outstanding Maritime Students of the Philippines (以下「TOMSP」)にて、邦船社がフィリピンで民間運営する大学の学生として初となる、最も優れた海事学生10名に選出され表彰を受けました。

写真左:航海科3年/Ms. David, Princess Dianna Marrey B.、写真右:機関科3年/ Mr. Kurt Neo G. Dizon

TOMSPはフィリピン海事産業局等が支援する海事学生表彰プログラムで、フィリピン全土の海事大学およそ80校を対象とし、初参加となるMMMAからは2名が立候補しました。リーダーシップキャンプや試験、面接を経て、今後海事業界にて更に期待される女性のリーダーシップ、及び困難な生い立ちに負けず培ったレジリエンスやコミュニケーション力が高く評価されたことが受賞に繋がり(註2)、昨年のMSAP:Maritime Schools Assessment Program(フィリピン海事教育機関向け全国共通テスト)全国第2位達成(註3)に引き続く快挙となりました。

引き続き当社は、グループのサステナビリティ課題の一つである「人の活躍と地域社会の発展」にも繋がる船員育成・雇用創出に尽力し、社会インフラ事業の責任ある担い手として、「安全」なオペレーションで人々の毎日の“あたりまえ”を支え続けます。

(註1)パートナーであるフィリピンの船員配乗会社Magsaysay Maritime Corporationと当社の共同で設立した教育機関。
(註2)MMMAは学生一人一人へのコーチングを通じて個人のポテンシャルを引き出し、学校生活を超え将来の活躍を見据えた内面的成長を支援しています。
(註3)過去の以下プレスリリースをご参照下さい。
2024年12月25日付:「フィリピン商船大学「MOL Magsaysay Maritime Academy」が国土交通省の「機関承認校」に認定
【MMMAの概要】
学校名:MOL Magsaysay Maritime Academy Inc.(4年制の商船大学、全寮制)
所在地:フィリピン Cavite州 Dasmariñas市 Salitran(首都マニラから南に約30km)
学生数:1学年あたり最大300名(航海科、機関科各々で約150名)
開校:2018年8月
学長:Dr. Michael C. Morales


商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、グループビジョンの実現を通じて社会と共に持続的な発展を目指すための重要課題として「サステナビリティ課題(マテリアリティ)」を特定しています。本件は、5つのサステナビリティ課題の中でも特に「Safety & Value -安全輸送・社会インフラ事業を通じた付加価値の提供-」、「Human & Community -人の活躍と地域社会の発展-」にあたる取り組みです。