2026年04月17日
株式会社商船三井(社長:田村 城太郎、本社:東京都港区、以下「当社」)は当社が100%出資するMOL Encean Pte.Ltd.社を通じて、株式会社INPEX(社長:上田 隆之、本社:東京都港区、以下「INPEX」)の100%子会社である株式会社INPEXシッピングと新造LNG船(以下「本船」)の長期用船契約を締結しました。本船は、当社がINPEXグループと締結した初の長期用船契約に従事するLNG船で、環境負荷低減装置を搭載した船型です。


命名式は、Hanwha Ocean Co., Ltd.(本社:韓国)のコジェ造船所にて行われ、式典にはINPEXの上田 隆之 代表取締役社長および当社代表取締役会長 橋本 剛が出席し、多数の関係者が見守る中、本船は「HARMONIC BREEZE」(読み: ハーモニック ブリーズ)と命名されました。竣工後、本船はLNGの安定輸送に従事し、INPEXのエネルギー安定供給に貢献します。
また、本船は環境負荷低減装置としてAir Lubrication System(註1)及びShaft Generator(註2)を搭載し、従来型のLNG船と比較して燃費性能およびGHG排出削減に優れた仕様を採用しています。
当社グループは、経営計画「BLUE ACTION 2035」に基づき、安定収益型事業の比重を高めるポートフォリオ変革を推し進めています。本件は、世界最大規模を誇る当社LNG船隊のさらなる拡充および長期用船契約の着実な積み上げを通じて、海運市況に左右されにくい収益基盤の強化に寄与するものです。
当社は、INPEXとのパートナーシップのさらなる深化・発展を図るとともに、「環境ビジョン ~BLUE ACTION 2035 Phase 2~」が示す、低・脱炭素事業拡大へ取り組み、LNG輸送のリーディングカンパニーとして、引き続き安全・高品質かつ環境負荷低減に資するサービスの提供に取り組んでまいります。
【「HARMONIC BREEZE」要目】
| 主要寸法 | 全長 294.9m、船幅 46.4m |
|---|---|
| 船型 | 174,000m3 メンブレン型 |
| 搭載主機 | ME-GA |
| 環境負荷低減装置 |
|
| 造船所 | Hanwha Ocean Co., Ltd. |
| 船舶管理会社 | MOL Global Ship Management Pte. Ltd.(当社100%子会社) |
【INPEXの概要】
| 社名 | 株式会社 INPEX |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都港区赤坂五丁目3番1号 赤坂Bizタワー |
| 代表者 | 上田 隆之 |
| 事業説明 | 石油・天然ガス、その他の鉱物資源の調査、探鉱、開発、生産、販売及び同事業に付帯関連する事業、それらを行う企業に対する投融資等 |
(註1) 船底から圧縮空気を噴出することにより、船体と海水との摩擦抵抗を削減する装置。主機の燃費節減を可能にし、GHG排出削減に寄与。
(註2) 主機の中間軸に発電機を設置し、主機出力の一部を発電に利用する装置。航海中のディーゼル発電機の停止または負荷の軽減を可能にし、GHG排出削減に寄与。
商船三井グループのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、グループビジョンの実現を通じて社会と共に持続的な発展を目指すための重要課題として「サステナビリティ課題(マテリアリティ)」を特定しています。本件は、サステナビリティ課題の中でも特に「環境」にあたる取り組みです。



