2026年06月18日

JERA向けアンモニア輸送船の長期定期用船契約を締結
~日本初の大規模低炭素アンモニアバリューチェーン、実装へ前進~

株式会社商船三井(社長:田村 城太郎、本社:東京都港区、以下「当社」)は、株式会社JERA(以下「JERA」)とアンモニア輸送船VLGC(註1)2隻の長期定期用船契約(以下「本契約」)を締結しました。本契約に基づき、当社はJERAが出資する米国ルイジアナ州「Blue Point」で製造される低炭素アンモニア(註2)をJERAの碧南火力発電所(愛知県碧南市)へ2029年頃より輸送します。本契約の締結により、低炭素アンモニアの海上輸送体制の構築を進め、日本初となる大規模な低炭素アンモニア輸送を実現します。

アンモニア輸送船 イメージ図

当社は2022年11月からJERAと燃料アンモニア輸送に向けた協業(註3)について検討を継続してきました。本契約は、2025年の基本条件合意(註4)に基づき正式に締結したものであり、低炭素アンモニアのバリューチェーン構築を商用規模で実現するものです。

アンモニアは、燃焼時にCO2を排出しない次世代クリーンエネルギーとして発電や船舶燃料として利用されることに加えて、水素キャリア(註5)など幅広い分野での活用が期待されており、今後大規模な需要が見込まれています。

当社グループは経営計画「BLUE ACTION 2035」で環境戦略を主要戦略の一つとして位置付け、「商船三井グループ 環境ビジョン~BLUE ACTION 2035 Phase 2~」において、2050年までのネットゼロ・エミッション達成を目標に定めています。高品質かつ安全なアンモニア輸送の実績を積み上げるとともに、低炭素アンモニアのバリューチェーン構築に積極的に参画し、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

【本船概要】

主要寸法 全長:約229.90 m
型幅:37.20 m
深さ(型):21.90 m
夏季満載喫水(型):11.65 m
船型 約87,000 m3 VLGC
造船所 川崎重工業
竣工予定 2027年上半期

(註1) Very Large Gas Carrierの略
(註2) 従来の製造プロセスに比べ、プロセス中で排出されるCO2を大幅に削減したアンモニア
(註3) 2022年11月21日付プレスリリース「燃料アンモニアの輸送に向けたJERAとの協業について | 商船三井」をご参照ください。
(註4) 2025年12月22日付プレスリリース「JERA向けアンモニア輸送船の定期用船契約に関わる基本条件合意~日本初の大規模低炭素アンモニアバリューチェーン構築に向けて~|商船三井」をご参照ください。
(註5) カーボンニュートラル社会の実現に向けて利活用が検討される水素を大量かつ効率的に輸送するための媒体を指すもの

【JERAの概要】

社名 株式会社JERA
本社所在地 東京都中央区日本橋2丁目5番1号
代表者 代表取締役会長 Global CEO 可児 行夫
代表取締役社長 CEO兼COO 奥田 久栄
事業説明 2015年に東京電力株式会社(当時)と中部電力株式会社により設立。両社の燃料・火力事業を統合した、日本最大の発電容量と世界最大級のLNG取扱量を有するエネルギー会社。
安定供給と脱炭素化を実現していくため、再生可能エネルギーと低炭素火力を組み合わせたクリーンエネルギーの供給基盤を構築し、アジアを中心とした世界へ提供することで、世界の健全な成長と発展に貢献し、企業価値最大化を目指していく。

商船三井グループのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、グループビジョンの実現を通じて社会と共に持続的な発展を目指すための重要課題として「サステナビリティ課題(マテリアリティ)」を特定しています。本件は、サステナビリティ課題の中でも特に「環境」にあたる取り組みです。