2026年06月30日

商船三井マリテックス、ClassNK認証取得「DPテクニカルメンテナンスコース」を6月30日に開講
~DP保守・整備を担う技術人材を育成~

株式会社商船三井(社長:田村 城太郎、本社:東京都港区)の100%子会社である商船三井マリテックス株式会社(社長:新田 恭哉、本社:東京都港区、以下「MOLMAT」)は、Dynamic Positioning(DP)自動船位保持システムの保守・整備を担う技術者向けの新コース「DPテクニカルメンテナンスコース」を開設します。本コースは一般財団法人日本海事協会(ClassNK)の海事教育訓練認証を取得し、2026年6月30日に開講しました。
本コースは、令和7年度「洋上風力発電人材育成事業費補助金」採択事業の一環として開発されたものです。拡大する洋上風力発電分野において、安全運航の鍵を握る技術人材の育成に貢献してまいります。

■ 本コース開設の背景

MOLMATは2022年、The Nautical Institute(NI)認証のMOL DPトレーニングセンターを開設し、これまでDP操船訓練を中心に各種プログラムを提供してまいりました。
近年、洋上風力発電設備の大型化・沖合化に伴い、国内でもDP搭載船の需要が急速に拡大しています。MOLMATはこうした市場環境の変化を踏まえ、メンテナンス分野に特化した高度人材プログラムを始動します。

■ コースの特徴

本コースは、DPエンジニア(DPE)や電気技師(ETO)を主な対象とし、電気・制御・DPシステムの理論から実務対応力までを一体的に学べる実践型プログラムです。
最大の特徴は、トラブル対応・障害診断(トラブルシューティング)に重点を置いたカリキュラムである点です。実際の故障データやエラーメッセージを活用し、現場で動ける実践力を養います。

■ カリキュラム(3日間の講義内容)

1日目:電気の基本概念および船舶における電源系統の概要を理解
2~3日目:
DP実務と演習
DPS(Dynamic Positioning System)に関する知識の深化
実際のエラーメッセージを用いた故障箇所の推定など、実務に即したシミュレーション演習を実施

■ 習得できるスキル(講義目標)

本コースの受講により、受講者は以下を身につけることができます。

  • 電源系統の把握:船舶における電源系統の構造と、適切な検査・計測方法を習得する。
  • DPSの体系的理解:DPSの基礎理論・構成要素・国際規制を学び、メンテナンスやトラブル対応の前提となる技術知識を構築する。
  • 実機を用いた初期対応力:FMEA(故障モード影響解析)を通じ、実機や演習を用いてDPS機器の点検・診断・簡易修理、および外部連携(メーカー対応等)の手順を習得。トラブル発生時の原因推定、初期対応およびメーカー等との連携に必要な知識・技能を習得する。
  • 事故教訓の活用:International Marine Contractors Association(IMCA・国際海洋建設協会)が公表するDP Incident Reports(DP関連事故事例)を分析し、将来の安全運用に向けた実践的な教訓を学ぶ。

■ コース概要

  • 名称:DPテクニカルメンテナンスコース
  • 対象:DPエンジニア(DPE)、電気技師(ETO)、技術系船員、DP関連技術者(スーパーインテンデント等)
  • 開講日:2026年6月30日
  • 場所:虎ノ門エンパワーメントセンター「SANGO」
    〒105-0001 東京都港区虎ノ門2丁目6-1(虎ノ門ヒルズステーションタワー 35F)

■ お問い合わせ

商船三井マリテックス株式会社
MOL DPトレーニングセンター
https://www.mol-maritex.co.jp/contact/simulator/index.php


商船三井グループのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、グループビジョンの実現を通じて社会と共に持続的な発展を目指すための重要課題として「サステナビリティ課題(マテリアリティ)」を特定しています。本件は、サステナビリティ課題の中でも特に「安全」「人財」にあたる取り組みです。