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当社技術顧問が日本船舶海洋工学会賞(発明・考案等)を受けました

2022年06月24日

株式会社商船三井(社長:橋本剛、本社:東京都港区、以下「当社」)の技術顧問である大内一之(註1)が、学校法人金沢工業大学鵜澤潔教授と共に本年度の日本船舶海洋工学会学会賞(発明・考案等)(註2)を受けました。
世界でも前例のない上下伸縮式硬翼帆の発明及びその基本機構の考案が、船舶海洋工学技術の高度化に貢献したことが評価されたものです。
この上下伸縮式硬翼帆の技術は、当社が取り組むウインドチャレンジャープロジェクト(註3)の基本技術となっています。
当社は、ウインドチャレンジャーをはじめとする環境関連技術の開発・発展を通じ、GHG排出量の削減、ひいては低・脱炭素社会の実現に貢献していきます。

5月26日・27日に広島市にて開催された日本船舶海洋工学会春季講演会での表彰式の様子。
写真左から、金沢工業大学 鵜澤潔教授、当社技術顧問 大内一之、船舶海洋工学会 藤久保昌彦会長。
(写真提供:日本船舶海洋工学会)

(註1) 大内一之は株式会社大内海洋コンサルタントの社長を務める。

(註2) 船舶海洋工学の発展や業界技術の高度化に貢献する発明等を表彰するもの。

(註3) ウインドチャレンジャープロジェクトは、2009年に東京大学が主宰する産学共同研究プロジェクト「ウインドチャレンジャー計画」として始まり、2013年からは国土交通省による「次世代海洋関連技術研究開発費補助金」の交付対象事業の1つに選ばれました。2018年1月からは産学共同研究を引き継ぐ形で商船三井と大島造船所が中心となり「ウインドチャレンジャープロジェクト」を発足し研究を行っています。
詳細は以下ウェブサイト及びプレスリリースをご参照ください。
-当社サービスサイト
https://www.mol-service.com/ja/service/windchallenger
-2019年10月3日付
ウインドチャレンジャーが設計基本承認を取得 ~温室効果ガス削減を狙い「帆」をもつ日本初の大型商船実現へ~
-2020年12月10日付
硬翼帆式風力推進装置(ウインドチャレンジャー)搭載 石炭船による輸送契約の締結について ~世界初の「帆」を搭載した石炭船の導入により、環境負荷低減と経済性の両立を目指す~
-2022年2月1日付
風を船の推進力として活用する「ウインドチャレンジャープロジェクト」硬翼帆完成~大型船への搭載に向けて作業開始~