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当社フィリピン人船員への永年勤続表彰式と家族会を開催
~当社安全運航の基盤となる船員と家族に感謝の気持ちを込めて~

2025年11月13日

株式会社商船三井(社長:橋本 剛、本社:東京都港区、以下「当社」)の船員配乗グループ会社“Magsaysay MOL Marine, Inc.”(読み:マグサイサイ・エムオーエル・マリン、本社:フィリピン・マニラ、社長:Teodorico F. De Guzman、以下“MMM”、註1)は、11月7日、マニラにおいて、MMMに在籍するフィリピン人船員の永年勤続表彰式と、翌8日に同じく在籍するフィリピン人船員とその家族を対象とした船員家族会を開催しました。本イベントには、当社副社長の篠田 敏暢をはじめ、当社グループ船舶管理会社等が参加しました。

家族会でスピーチをする副社長 篠田
家族会の様子
家族会の様子
永年勤続表彰式の様子

永年勤続表彰は、15年間にわたって当社船で勤務した船員を対象として表彰を行うものです。式典には受賞者とその家族87名が出席、副社長 篠田 敏暢から受賞者に対し、受賞のお祝いと共に、当社グループの成長と社会貢献には船員の献身とリーダーシップが要であり、今後も当社グループと一緒に歩んでほしい旨を述べました。受賞者からは、「今回の受賞は個人の努力だけでなく、MOLの価値観とチームワークの賜物であり、今後も仲間と共に課題を乗り越え、会社のさらなる発展に貢献したい。」との感想がありました。

また、船員家族会は、安全運航を支える船員とその家族に対して感謝の意を伝えるものです。フィリピン各地で家族会を開催していますが、今回マニラで開催した家族会は最大規模となり、船員とその家族2,911名が参加しました。副社長 篠田 敏暢は、船員は当社の発展を支える柱であり、その家族の温かい支えと理解が当社の成長を可能にしている点について謝辞を述べると共に、長年のパートナーであるMagsaysayにも感謝の意を伝えました。参加した家族からは、「家族会への参加は、家族にとって有意義な伝統となっており、またMOL Familyの一員であることを実感できるイベントである。」との声が寄せられました。

当社はダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンを「新たな成長の原動力」と位置づけ、すべての船員が安心して働ける包摂的な環境づくりに取り組んでいます。その一環として、2035年までに女性船員候補生の比率を35%に拡大するという目標を掲げ、女性の海事分野への参画(註2)を積極的に推進しています。また、船員向けウェルビーイング支援プログラム「OceanCare(読み:オーシャンケア)」を導入するなどして 、メンタル支援サービスの提供と女性船員向けの特別な支援を行っています。当社は今後もDE&Iを力強く推進し、すべての船員が活躍できる組織作りに努めてまいります。

当社グループは、今後もフィリピン各地や、その他主要な船員出身国での取り組みを通じ、家族と離れて勤務する各国の当社船員とその家族への多大な貢献に謝意を伝え、人々との共生や地域社会の持続可能な発展を目指すと共に、安全文化の醸成、優秀な船員の確保・育成に努めていきます。

(註1)在フィリピン・マニラの当社グループ船員配乗会社。当社とフィリピンでのパートナーであるMagsaysay Maritime Corporation(読み:マグサイサイ・マリタイム・コーポレーション)との合弁会社として1997年3月に設立。

(註2)2025年11月5日付お知らせ「インドで海事産業の女性活躍を推進する国際イベント「Maritime SheEO Conference 2025」に参画 ~2035年までに女性船員候補生の比率を35%に拡大へ~ | 商船三井」をご参照ください。


商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、グループビジョンの実現を通じて社会と共に持続的な発展を目指すための重要課題として「サステナビリティ課題(マテリアリティ)」を特定しています。本件は、5つのサステナビリティ課題の中でも特に「Safety & Value -安全輸送・社会インフラ事業を通じた付加価値の提供-」、「Human & Community -人の活躍と地域社会の発展-」にあたる取り組みです。