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日本初、水素とバイオディーゼルを燃料としたハイブリッド旅客船「HANARIA」が福岡県北九州市で営業開始

2024年04月10日

商船三井テクノトレード株式会社(代表取締役 社長執行役員:川越 美一、本社:東京都千代田区)の出資する株式会社MOTENA-Sea(代表取締役社長:髙尾 和俊、本社:東京都千代田区、以下「MOTENA-Sea」)が本瓦造船株式会社(代表取締役社長:本瓦 誠、本社:広島県福山市、以下「本瓦造船」)で建造した、水素とバイオディーゼルで走るハイブリッド旅客船「HANARIA」(読み:ハナリア、以下「本船」)が本日、福岡県北九州市で営業を開始しました。

水素とバイオディーゼルを燃料として使用可能なハイブリッド旅客船「HANARIA」

本船は、日本で初めて水素燃料電池、リチウムイオンバッテリーおよびバイオディーゼル燃料から推進エネルギーを選択し航行できる旅客船で、旧来の化石燃料を使用した船と比較してGHG削減率53~100%を実現します。

1階客室は前面に98インチの大型モニターやプロジェクターを設置することで、イベント・環境教育・国際会議の会場等、船舶としての移動手段だけにとどまらない幅広い活用が可能です。また、2階客室は、船上から風を感じながらクルージングを楽しめる設計となっています。

本船独自企画として関門海峡に面する和布刈神社・赤間神宮・亀山八幡宮の三社を巡る「洋上参拝クルーズ」、本州と九州を結ぶ関門橋・巌流島等の名所を巡りながら行き交う船舶を目の前でダイナミックに感じることができる「関門海峡クルーズ」や、産業遺産の夜景を楽しめる「工場夜景クルーズ」などをお楽しみいただけます。

1階客室(前面は98インチの大型モニター)
操舵室
2階席から門司港を臨む

商船三井グループは、経営計画「BLUE ACTION 2035」で環境戦略を主要戦略の一つとして位置付け、「商船三井グループ 環境ビジョン2.2」において、2050年までのネットゼロ・エミッション達成を目標に定めています。本件含む次世代燃料船の導入等を推進し、グループ一丸となり低・脱炭素化社会の実現に貢献していきます。

クルーズ乗船チケットは予約販売をしております。詳細は以下WEBサイトをご確認ください。

【HANARIA 予約WEBサイト】
https://hanaria.jp/

【MOTENA-Sea社 WEBサイト】
https://motena-sea.co.jp/

【MOTENA-Sea社プレスリリース】
https://motena-sea.co.jp/news/364/


商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題
商船三井グループでは、グループビジョンの実現を通じて社会と共に持続的な発展を目指すための重要課題として「サステナビリティ課題 (マテリアリティ)」を特定しています。 本件は、5つのサステナビリティ課題の中でも特に「Environment -海洋・地球環境の保全-」、「Innovation -海の技術を進化させるイノベーション-」にあたる取り組みです。