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運航船による新人船員教育プログラムを開始(2)
~東京港にコンテナ船初の「CADET訓練船」が入港~

2013年04月05日

2013年3月6日付プレスリリースでお知らせのとおり、当社は船員の職員候補生に対して、訓練設備や居室を増設した運航船(以下、CADET訓練船(注))による訓練プログラム「Cadet Actual Deployment for Education with Tutorial」を開始しています。
このたび東京港に、コンテナ船で初の訓練生となる職員候補生4名を乗せたCADET訓練船が入港しました。


訓練生に訓示する執行役員 根本正昭


甲板上でインストラクターの説明に熱心に聞き入る訓練生

本訓練プログラムは、3月23日に退役した訓練船“Spirit of MOL”で培ってきた訓練のノウハウを引き継いだ安全教育・基礎習熟訓練に加えて、荷役設備やその作業についても実践的な訓練による技能習得を目指しており、現在 当社運航船6隻(タンカー4隻、コンテナ2隻)で実施しており、順次拡大中です。

タンカーでは、緻密な計画と高度な安全対策が要求される原油の積・揚荷役の現場においてカーゴポンプやバルブの操作に立ち会い、また、コンテナ船では分刻みのスケジュールで行われる荷役現場を体験するなど、現場の最前線で実践的な訓練を展開しています。

今般、東京港に入港したコンテナ船には、当社執行役員 根本正昭が訪船し、訓練を視察するとともに訓練生らに『安全運航は最重要の命題であり、我が身を守り、船を守ることが安全運航につながる』と訓示し、安全運航への高い意識を備えた職員となるよう、ますますの研鑚を促しました。

当社は引き続き、多岐にわたる国籍の職員候補生に訓練を拡大し、優秀な船員の確保・育成に取り組み、安全運航の一層の強化に努めてまいります。

(注)CADET訓練船(CADET Training Vessel
CADET は訓練プログラム名であるCadet Actual Deployment for Education with Tutorial の頭文字を冠したもの。