2013年11月11日
当社は、重大海難事故に備えた緊急対応訓練の一環として、海上保安庁のアドバイスを受け、当社グループの船舶管理会社が管理する当社運航の自動車船が、ソマリア沖で海賊に襲撃される事例を想定した海難対応訓練を実施しました。
本訓練の概要

重大海難対策本部の様子

模擬記者会見で記者からの質疑に応答する説明者 左:専務執行役員 倉内隆、右:海上安全部長 加藤雅徳
- 実施日:11月8日(金)
- 目的:
- 商船三井グループ企業理念「安全運航を徹底し、海洋・地球環境の保全に努める」に基づく緊急対応体制をより強固のものに整備する。
- 当社運航船において、海賊に襲撃された場合の必要な対応と情報の伝達が、的確かつ円滑に行えることを確認する。
- 主な参加者:
- 当社 重大海難対策本部を構成する役員および関係部署
- 船舶管理会社(エム・オー・エル・シップマネージメント(株))
- 訓練内容:
「インド洋を航行中の自動車船において、主機からの燃料油漏洩が発生したため、本船は直ちに主機関を停止し、修理作業を開始したが、修理作業中に海賊の襲撃を受けた」との想定で訓練を実施。本船から「海賊に襲撃された」との緊急連絡を受けて、当社内に重大海難対策本部を設置、関係者間での情報収集・伝達などの初期対応、本船への指示、模擬記者会見などを実施した。
今後の取り組み
訓練で培ったノウハウを共有することにより、グループ全体で万一に備えたより一層強固な緊急対応体制を整備していく。