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「第三回上海国際LNG海運フォーラム」をCOSCOと主催

2021年11月08日

株式会社商船三井(代表取締役社長:橋本剛、本社:東京都港区、以下「商船三井」)は、11月6日に上海でCOSCO Shipping Energy Transportation Co., Ltd.(本社:中国上海、以下「CSET」)および招商局能源運輸股分有限公司、上海石油天然気交易中心、中国金融信息中心、上海証券報有限公司と共同で「第三回上海国際LNG海運フォーラム」(以下、「フォーラム」)を主催しました。

ビデオ講演する橋本社長
会場の様子(200名超のゲストが参加)

今回のフォーラムは、LNG業界をリードする多くの企業・団体各社が参加し、知見・意見を交換した「Shanghai LNG Forum 2019」(*1)より、2年ぶりの開催となりました。

第三回となった本フォーラムは、『「炭素排出ピークアウト・カーボンニュートラル」目標下のLNG貿易と海運』を主題とし、カーボンニュートラル社会に向けて重要な役割を担うLNGに関してビジネス環境の理解促進、事業の開発・開拓戦略の検討の機会を提供しました。

主に中国国内から200名を超える参加者を迎え、業界をリードする企業・団体の代表者によるスピーチやプレゼンテーションが行われ、LNGビジネスや需給関係だけでなく、コロナ禍における船員政策の動向、脱炭素社会に向けた代替エネルギーであるLNGの役割やLNG船における最新テクノロジーの動向についても知見の共有がされました。

商船三井は、今回のフォーラムの共催者であるCSETの子会社であるCOSCO SHIPPING LNG Investment (Shanghai) Co., Ltdとのパートナーシップのもと、多くのLNGプロジェクトを運営してきました。ExxonMobilプロジェクト(*2)、中国石油化工(SINOPEC)向けLNG輸送プロジェクト(*3)、ヤマルプロジェクト(*4)向けに、既に計17隻のLNG船を共同保有・運航しており、今後も協業を拡大する予定です。また、商船三井とCSETは次世代船舶用燃料の選定に共同で取り組んでいくことを謳った覚書を本フォーラムで締結しました。

商船三井は、「商船三井グループ 環境ビジョン2.1」(*5)に則り環境課題に向き合い、今後もグループ一丸となって持続可能なGHGネットゼロ・エミッションの実現に取り組み、脱炭素化社会の実現に貢献していきます。また、中国企業とのパートナーシップや既存LNGビジネスで蓄積されたノウハウを今後さらに深化・進展させ、世界最大のLNG輸入国となることが見込まれる中国において、LNGビジネスの更なる発展に貢献していきます。

(*1) 2019年8月8日付プレスリリース『COSCO SHIPPING Energy Transportationおよび大連海事大学並びに滬東中華造船と「Shanghai LNG Forum 2019」を主催』をご参照下さい。

(*2) 2010年3月3日付プレスリリース「ExxonMobilとLNG長期貸船契約を締結」をご参照ください。

(*3) 2013年4月30日付プレスリリース「中国石油化工(SINOPEC)向けLNG輸送プロジェクトに参画 ~新造船6隻を滬東中華造船に発注~」をご参照ください。

(*4) 2014年7月9日付プレスリリース「ロシア・ヤマルLNGプロジェクト向けに新造LNG船3隻造船契約を締結」および2017年11月2日付プレスリリース「ロシア・ヤマルLNGプロジェクト向けLNG船4隻を中国遠洋海運集団と共同保有」をご参照ください。

(*5) 商船三井グループ環境ビジョン 2.1
https://mol.disclosure.site/ja/themes/101