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ロシア・ヤマルLNGプロジェクト向け新造LNG船“LNG MERAK”と命名
~ 中国で建造するLNG船4隻の2番船が竣工 ~

2020年01月09日

今回命名された “LNG MERAK”

株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区、以下、「当社」)と中国遠洋海運集団有限公司(China COSCO Shipping Corporation Limited、以下「China COSCO Shipping社」)の合弁会社が共同発注したLNG船(以下「本船」)の命名式が、1月8日に中国・上海の滬東中華造船(集団)有限公司(Hudong-Zhonghua Shipbuilding (Group) Co., Ltd.、以下「Hudong社」)で行われました。

本船“LNG MERAK”(エルエヌジー メラク)は、2017年6月末に発表した「ロシア・ヤマルLNGプロジェクト向けLNG船4隻の長期定期貸船契約を締結」(*1)の第二船で、昨年10月末に同造船所で竣工した“LNG DUBHE”(エルエヌジー ドゥーベ)(*2)の姉妹船です。本船は、当面、欧州の中継港またはShip-to-ship積替え地点(*3)から需要地までヤマルLNGプロジェクト産出のLNG輸送に従事する予定です。

当社は、参画済みの他プロジェクト(*4)向けを含めて、中国建造のLNG船を11隻運航しており、本船は12隻目の中国で建造されたLNG船になります。現在、サベッタ港にあるヤマルLNG出荷基地からは、フル稼働でLNGが生産されており、2017年12月の出荷基地の稼働開始から現在までに25百万トン以上(340カーゴ以上)のLNGが輸送されています。当社は、これまで培ったHudong社との協業経験を生かしながら、順調に建造を進めてきました。今後は、安全運航の面からプロジェクトのLNG輸送に貢献してまいります。

当社は、本プロジェクトを通じて培われたChina COSCO Shipping 社、Hudong社とのさらなる信頼関係、国際協業のノウハウを強みとしながら、世界各国のお客様に対し付加価値のある輸送サービスを提供できるよう取り組んでまいります。

1月8日に執り行われた命名式の様子

【“LNG MERAK”要目】

(1)全長:295.0m
(2)全幅:45.00m
(3)満載喫水:11.50m
(4)LNGタンク:メンブレン型
(5)貨物タンク容量:174,000m3
(6)建造造船所:Hudong社
(7)船舶管理会社:MOL LNG Transport (Europe) Ltd.
(8)保有比率: 当社 50% / China COSCO Shipping社 50%

(*1) 詳細は2017年6月29日付プレスリリース「ロシア・ヤマルLNGプロジェクト向けLNG船4隻の長期定期貸船契約を締結」をご参照ください。

(*2) 詳細は以下プレスリリースをご参照ください。
2019年9月25日付プレスリリース「ロシア・ヤマルLNGプロジェクト向け新造LNG船“LNG DUBHE”と命名  ~ 中国で建造するLNG船4隻の1番船が竣工 ~」

(*3) 詳細は2018年11月27日付プレスリリース「ロシア・ヤマルLNGプロジェクト向け砕氷LNG船「VLADIMIR RUSANOV」がノルウェーでShip to Ship方式での初荷役を実施 ~ 砕氷LNG船によるShip to Ship荷役 LNG輸送の新たなステップへ ~」をご参照ください。今冬以降も実施場所は検討中なるも、Ship-to-ship Transferの実施が検討されています。

(*4) 詳細は以下プレスリリースをご参照ください。
2010年3月3日付プレスリリース「ExxonMobilとLNG長期貸船契約を締結」
2013年4月30日付プレスリリース「中国石油化工(SINOPEC)向けLNG輸送プロジェクトに参画 ~新造船6隻を滬東中華造船に発注~」